11.積丹半島のウニ・アワビ

8月11日午前5時30分。
北海道を堪能できるのは,いよいよ今日が最後の日となりそう。
12日の朝にはフェリーの中。
となると早く行動したい・・・が,民宿の方の都合もある。
無理を言って6時30分頃に朝食を用意して頂いた。
コンビニおにぎりとはずいぶん違い,「食事をしているなぁ」と変な感動を覚えた。
宿のご主人家族に「一宿二飯&気持ちよい風呂」のお礼を言って宿を後にした。

まずは,昨夜子どもたちが行きたいと言っていた『クマ牧場』とやらに向かった。
しかし,時間が早すぎてゴンドラが動いていない。(^^;)
仕方なく,それまでの時間,地獄谷巡りをすることにした。


ありゃま,ここも駐車場がまだ開いていない。
管理人らしきオジサンを見つけ声をかけると
「ああ,料金は後でいいから,その辺に車を停めて行ってらっしゃい。」と。
いやはや,北海道の人って・・・,いい人ね(^_^)v
ついでにこの辺りの観光地についても教えて頂いた。
ふと,駐車場の管理室の中を見ると,なんと!ストーブをたいているではないか。
「まあ,そうだな,これだけ寒ければ当たり前か。」と,ここでも変な感動をする私。

さてさて,教えて頂いたコースで地獄巡りを!
おお!さすがに有名な温泉,登別!硫黄の臭いがすごい!
立ち上る湯煙にも壮大さを感じる。
そうこうしてる間にクマ牧場のゴンドラが動き始める時間となった。
と,その時から雨が,降ってきた。(>_<)

ゴンドラで山の上に登るとそこにクマ牧場があるのである。
うわっ!いるいる。うじゃうじゃと・・・。
クマの餌を購入し,檻の中に投げ込む。
ナイスキャッチ!投げた餌を器用に・・・。
クマ牧場って,こんな楽しみ方をする所なんだ・・・ってか?(?_?))

次に,小熊のショーを見た。実に可愛いクマである。
自転車に乗って芸をするクマの姿を見て,
3号曰く,「ぼくも自転車乗れるよ!」
おいおい,クマと張り合ってどうする・・・(^^;)



子どもたちも満足したところで,そそくさと下山。
次の目的地にGO!
室蘭市「地球岬」。
ここから見ると地球がホントに丸いんだと実感できるそうだ。
ハハ,地獄谷駐車場のオジサンからの情報である。ザ・受け売り(^^;)
ジャーーーン!着いたぞ!

な,なんじゃ?なんにも見えない!
霧の摩周湖に続く深い霧。
仕方なく駐車場の売店で,ホタテとイカとジャガイモを腹に詰め込んで,
次の目的地に!

えっーと,たしか次は有珠山?
これも地獄谷の駐車場のオジサンから仕入れたホヤホヤの情報である。
いかにも計画していたかのごとく車を走らせた。
「おお,ここか・・・。」
ありゃりゃ,ここもなんにも見えないぞ!
↓ご覧の通り霧の中↓



よし!次,次!次に行こう!次は,一気に積丹半島だぁ!
(どんなコースなんだ?我が家の旅路は・・・(@_@)//)

積丹半島に向けひた走る。
車窓に流れる景色は「ザ・北海道」!最後の最後まで楽しませてくれる。
運転するのも苦にならない。
羊蹄山の美しい姿は,必見である。
車を走らせながらその雄姿を楽しんだ。

順調・快調に走り,着いたよ着いた。積丹半島。
まずは,宿泊場所を確保しなければ。
明日のフェリー乗船のことを思うと小樽港に近い方がいいなと思い,
「古平家族旅行村」に決定!
しかも,ここは古平温泉の一角。
近くに高校を改造してつくったという古平温泉一望館というのがある。
今夜はここで疲れを癒そう。

「早目,早目の行動を!」ということで,出かける前にテントを張ることにした。
これが,大正解である。
3日前から使っていないテントは,雨と泥でドロドロだった。
ぞうきんで綺麗に拭いて・・・。帰ってきた頃には乾いているだろう。
さあ,寝床もできた。いざ観光へ!
で,どこへ?またかよ・・・。パンチッ! ( ・・)-○))〜〜〜〜〜〜Ю)°o°)/ボコ
最後の最後までこの調子である。
地図!地図!
「ここからだと『神威岬』辺りが限界かな?よし,ここまで行って来よう!」
車を走らせていると↑こんな奇岩があちらこちらで見られる。
いかにもウニやサザエ,アワビのいそうな海岸だ。
『ここで竿を出せたら・・・』と何度も何度も心の中でつぶやきながら積丹の風景を楽しんだ。
見飽きることのない風景のおかげであっという間に神威岬に到着!

 駐車場に車を停める。
ふと何か動く物体が・・・・。
キタキツネだ。昨日に続いてのご対面。
今までなかなか出会えなかったキタキツネに
こうも簡単に出会えるとは。
この後,帰り道でも出会うことになる。

その時はもう
キタキツネに会っても感動しない子どもたちであった。
そっけないやつらだ(^^;)

ここから岬の先まで行ってみることにした。
片道急いで20分!どんな岬やねん!20分もかかるんかいな!
かかるはずである。岬の付け根に立ってみると先が遙か向こうに・・・。(@_@)//

ここまで来たんだ,せっかくだから行ってみよう!
上り下りを繰り返し,やっと着いた岬の先。
来てよかった!
なんという壮大な眺めなんだろう。
ホントに最後の最後まで「北海道」を満喫していると実感。
駐車場に戻り,キタキツネにバイバイしながら神威岬をあとにした。
さあ,北海道最後の夜。
美味しいものを食べよう!


『生ウニ活アワビ丼』
うーーーーん!うまぁーーーーーーーい!
アワビの肝を醤油に溶いて・・・。
刺身の盛り合わせも頼んだ。
ああ,至福の時(*^_^*)
明日の朝にはフェリーの中。
これから挑むカップメンとの闘いに備えて今夜は,たっぷり贅沢を!
ただ,アルコールはキャンプ場に戻るまでお預けとなった・・・残念(>_<)


積丹の旨い料理に舌鼓していると携帯にメールが。
友人Nさんからである。
どうやら稚内から積丹半島に向かっているらしい。
今夜は一緒にキャンプできるかも?とはいえ,もう暗くなってるぞ・・・。

お腹も落ち着いたところで,次は温泉。
確かに学校の校舎だ!しかし中に入ると温泉。(@_@)//
泉質はなんだろう?ヤケに赤くて錆で汚れた水たまりみたいだ。
うーん,何々,ナトリウム塩化物泉?
なんのこっちゃよく分からんが,気持ちよかったのでOKじゃ!
腹も一杯,幸せ一杯。
温泉にも入ってリフレッシュ。
あとはテントに帰って一杯やるだけ・・・(^^;)

古平家族旅行村に帰ると,な,なんと友人Nさんたちがテントを張ってるじゃないの。
何だか久しぶりの再会。といっても3日ぶりか・・・。
我が家族が北海道最後の夜になるというので,ここまでがんばって南下して来てくれたらしい?
テントの中で,一杯やりながらそれぞれの旅行談議に花が咲いた。
子どもたちも北海道最後の夜を楽しんでいる様子。
さてさて,明日の朝にはフェリーに・・・。
何だか急に寂しくなる。
帰りたくなぁーーーーい!
そう思いつつ夢に中に引きずり込まれるMEBARU-Y家の5人であった。zzz....

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